これまで、いろんなプランを見てきました。
それぞれ、住まわれる方の夢や希望があってそのようなプランになったのだと思います。
プランそのものに対して、どうこう言うつもりはありません。ただ、構造設計の立場からは、一言、「ここに柱は必要ですよ」と言いたくなるプランが、最近特に多くなったように感じています。

建物にかかる地震力や風圧は耐力壁が負担しますが、その力は、床を通じて柱に流れ、基礎から地盤に伝わります。この力の流れを考えて構造設計する訳ですが、「ここに柱があれば」と言うのは、まさか、部屋の真ん中とかではありません。たいていはそこにドアだったり、窓が有るわけです。
プランが確定されるまで、何度も打ち合わせを重ね時間を費やしたと思います。それを思うと、簡単になくしてください、移動して下さいとは言えません。されど、プランが概ね練りあがった段階で、構造チェックをかけて、構造的な見地から専門家によるアドバイスを受けて、その後にプランを確定させるような、そのようなプロセスが必要ではないかと私たちは考えています。
家づくりは、意匠設計のみで進めるのではなく、構造設計も絡めながら進めるのが大原則。本当に安全な家を建てたいなら、営業と施主だけでデザインや間取りを決めてしまうのではなく、構造設計に精通した専門家を入れるべきでしょう。

TRLコーポレーションは一級建築士事務所として、構造設計と意匠設計をリンクさせ同時に進めています。緻密な計算を繰り返し、頑丈な骨格をつくり、数十年にわたってそこで暮らす人の安全を守る構造を考えたうえで、デザインと両立させた設計を実現しています。