安全な住まいの為にできること(ベランダ編)

前回、住宅の窓から子供の転落事故防止の記事を書きましたが、住宅における子供の転落事故は窓だけでありません。ベランダからの転落事故も窓からの件数と同じくらいの頻度で起きています。最近の住宅の傾向として、マンションのベランダも一般住宅のベランダも結構広く作られるように思います。また、ベランダ構成する手すり壁は外観デザインにも関わってきますので、いろんなタイプのものがあります。

上の写真は戸建て住宅には比較的多い手すり壁のタイプです。部分的に風通し用の穴をあけたタイプもあります。

建築基準法には屋上広場や2階以上のバルコニーその他これらに類するものの周囲には安全上1.1m以上の手すり壁等を設けなければならないといった規定があります。

この、1.1mというのは、足掛かりから1.1m以上を確保すると解釈されいます。子供の転落事故防止の観点からもこの足掛かりの基準はとても重要です。

子供が足掛かりに足を掛けて身を乗り出し、何かの弾みに転落する可能性があるからです。

一般的に足掛かりとなり得る高さは650mmとされています。650mm以下であれば、足掛かりとなる部分から900mm以上必要となります。

建築基準法の法解釈の中で、自治体のなかでは、安全性を重視し、一般住宅でも足掛かりとなる部分から1100必要と指導される場合もあります。

足掛かりとなる部分が床面から650以上あれば、手摺高さは床面から1100mmあればよいとされますが、推奨は床面から1200とされています。

子供の転落事故を無くすため東京都生活文化局提言をまとめています。手摺の高さに関しては下記のような内容となっています。

 東京都生活文化局/2018年

ベランダに子供が乗って遊びそうな物を置かないようにしましょう

手摺の高さがい十分あったとしても、ベランダに置いているものに乗ってしまえば、容易に手摺を超えてしまうことになります。

例えば、室外機。室外機をベランダに置くことはよくありますが、特に、子育て世代にある場合は注意が必要です。

まとめ

住宅における子供の転落事故を無くすため、日常より注意しなければなりません。

子供の転落事故が多い年齢は3歳から5歳と言われいます。子供は、奇想天外な行動をするものです。まさかと思うことが起きることを想定して、今一度、暮らしの中を点検しましょう。

  • ベランダには子供が乗りそうなものを置かない。
  • 室外機はなるべく手摺から放して設置する。または、室外機に乗れないように室外機の前に補助的に手摺などで囲う。
  • ベランダで子供だけで遊ばせない。
  • 勝手にベランダに出ないようにサッシのクレセントを締める。

これから住宅の新築を計画される場合は、ベランダの広さ、室外機の置き場、手摺壁の高さについて十分検討する必要があります。