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木造の住宅設計でも構造計算は重要です。構造強度にも関心をもってください。

09年10月02

建築基準法の中で建築物の区分として4号物と言われるものがあります。大まかには、鉄骨造や鉄筋コンクリート造以外で、階数が2以下で床面積も200㎡以下の建築物となります。3階建てを除く木造の一戸建て住宅は、ほとんどこの4号物に該当します。
この4号物は建築基準法の確認申請時に構造に関する安全性はチェックしなくても良いこととなっています。あくまで、誤解の無いようにして頂きたいのは、確認申請に於いての事です。ようするに、4号物の構造の安全性に関しては、行政のチェック項目には入っていませんということです。(これを4号物特例と呼んでいます)では、4号物は安全性のチェックはしなくても良いのか?というと、決してそうではありません。建築基準法では壁量規定というものがあって、4号物でも、壁量計算をして安全を確かめる事になっています。では、誰が確かめるのかと言うと、それは設計者が確かめます。行政はチェックしませんが、その部分は設計者が必ず行っているというのが建築基準法の大前提となっているのです。ところが、この部分を勘違いされて認識している設計者もいます。確認申請に必要ないから、チェックしていないと言うのです。怖い話ですが、こうなると、安全性を確かめられていない住宅が建築されていると言う事になります。また、建物や荷重やかかる外力を地盤に伝える要である基礎の強度も肝心です。多くの4号物は基礎の設計が成されていません。その為、基礎コンクリートの内部の鉄筋の径と間隔に問題のあるものが少なくありません。
さて、これから住宅を購入または建築されるお客様におかれましては、是非、間取りや設備や外観以外の構造強度にも、関心を持って頂きたいと思います。そして、なにより、構造に関しての設計図書を見て欲しいものです。お客様には難しい内容でも、構造関係の図書や構造計算書が、有るか無いかは判明します。無かった場合は、もちろん作成して頂きましょう。当社でもご相談に乗る事が可能です。
この4号物特例は廃止の方向ですが、国土交通省では現在、その実施時期を見計らっているところです。




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